mixi オープン戦略の背景 〜Facebook vs Google のソーシャル・プラットフォーム戦争〜


ウィジェット関連のニュースを取り上げるこのコーナー。
本日紹介する記事は、ウィジェットそのものというよりももっと大きく、今後のソーシャル・プラットフォームの展望についての記事なのですが、
とても読ませる内容なのと、8月に正式サービスとしてリリースされ、おそらく多くの関心を集めるであろう“mixiアプリ”が大きく関連しているので、ピックアップしてみました。


現在、ソーシャル・プラットフォーム界は過渡期とのこと。この記事では、

この争いこそソーシャル・プラットフォームにおける本丸であり、関が原の戦いだ。つきつめると「誰が世界中の人々の個人情報を独占するか」という次世代覇権戦争なのだ。


とまで言われています。


friendconnect-concept


Introducing Google Friend Connect
http://youtube.com/watch?v=N94s7ix0JPo


記事でも触れられていますが、mixiの発表と合わせて、上記のGooglefriend connectのコンセプト図やYouTube動画で見ていただくととてもわかりやすいです。
OpenID(共通化したID)、friends(mixiで言うマイミクですね)、OpenSocial(プラットフォームに依存しないweb上で利用するウィジェットと解釈するといいのでしょうか)の3つを上手くクロスオーヴァーさせたサービスを完成させようと色々なサービスがしのぎを削っているという状況、という感じでしょうか。
もちろんこの図はGoogleさんが出したものなので、これ以外の図式のせめぎあいもきっと色々あることでしょう。
なんだかちょっと難しいですが、複雑な分何が起こるか分からなくてわくわくしますね。記事はこんな刺激的な文章で結ばれています。

この戦いは極めて熱く、そして激しい。その勝者は、IBMWintelGoogle とリレーされてきた主導権バトンを受け取り、次世代IT覇権にリーチする可能性が高いだろう。


ウィジェット、というものをあまり利用したことのないユーザはまだまだいらっしゃると思うのですが、
mixiアプリが発表されることによって、かなり多くの方がサイトやSNSのマイページ内で“小さなアプリ”、つまりウィジェット! を利用するという状況が生まれると思います。
そこで何がどう変わるのか、目が離せません。