AdobeのRIAに関する事業および技術説明会に行ってきました!


こんばんは。
widgetown編集部のNです。


2月25日(米国時間)に正式版がリリースされた
アドビ システムズの「AIRAdobe Integrated Runtime)」と「Flex 3」。

それに関するプレス向けの事業戦略および新技術説明会に
widgetown編集部も行って参りました!


説明会場の様子


widgetownも大注目のAIR。その全貌はいかなるものなのか。


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まずは、アドビ システムズ代表取締役社長ギャレット・イグル氏による事業戦略の説明。同氏より、2008年の事業戦略として「プラットフォーム・プロバイダーとしてのポジションを確立」が掲げられた。そして、その実現を具体的なものにするのが「RIA(Rich Internet Application)」というわけだ。このRIAをデスクトップに展開、構築することを可能にしたのが「Adobe AIR」なのである。
「RIAは単なる見栄えではない。」と同氏は力強く語る。AIRのテクノロジーを活用することによって、開発者個人がアプリケーションを作り出すことだけでなく、企業においても様々な利用効果が考えられるとのことだ。

その導入事例として、シャープにて既に採用されているAIRアプリケーション「エグゼクティブ・コックピット」がデモンストレーションされた。売上や在庫状況、日報など全世界の事業所のデータがリアルタイムに視覚的に分かりやすく表示される、というものだ。もちろん機能はそれだけではない。通常の表形式での表示やPDF化された文書の閲覧も可能となる。当然のことながら、事業所のある世界各地の時刻や天気もWebから情報を取り出して表示される。

また、米アドビ システムズ社のデイブ・グルーバー氏は以下のように語った。「Flex3AIRによりデザイナーとデベロッパーの効率的なワークフローが生み出され、それにより生産性の向上が図れる。それにより彼らは、ユーザーとの最大限のかかわりを実現するリッチインターネットアプリケーション開発を可能にする。」

最後にデモンストレーションされたAIRアプリでは、Google Analysticsにアクセスし、グラフを動的に表示したり、サイト訪問者のIPアドレスから地域がGoogleマップ上にマークされたり、分析結果が瞬時にPDF化し閲覧可能な機能が紹介された。また、米アドビ社にて導入されている、全社員5,000名の中から知りたい人の様々な情報(事業所、所属、電話番号、スケジュールなど)を、検索窓から名前を入力するだけで探し出せるというアプリも紹介された。


最後のデモンストレーションの様子。写真右は開発者にはなじみの深い太田禎一氏。

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widgetownでは、今後、アドビ システムズへの取材を予定しています。
大枠が明らかになってきたAIRに関して、更に掘り下げて、皆さまにお伝えできればと考えています。

総力挙げて取材をしてきますので、お楽しみに!!
、、、、って、すっごい意気込んじゃいましたが、、、、内心はちょっぴりハラハラです。。。笑